指名検索とは?指名検索を増やす7つの方法や対策のメリットをご紹介
検索エンジンで特定の企業名・商品名などで検索することを指す「指名検索」は、興味の高いユーザーからの検索であるため、SEOやマーケティングにおいて非常に重要です。
そのため、指名検索数を増やしたいと考えている企業も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そんな指名検索を対策するメリットや指名検索数を増やすための実際の施策についてご紹介していきます。
目次
指名検索とは?

指名検索とは、冒頭でもご紹介したように特定の企業名や商品名・サービス名など、具体的なワードでの検索のことを指します。
これらのワードを含まない通常の検索を指す一般検索と異なり、すでに企業や商品について知っており、興味を持っている潜在顧客からの検索であるため、ユーザー行動の中でも重要視されています。
1-1. 一般検索との違い
特定の企業・商品・ブランド名などで検索する指名検索とは異なり、特定のブランド・商品名などを含まないキーワード検索を、「一般検索」と呼びます。
一般検索への対策では自社や自社の商品・サービスなどを認知していない一般のユーザーが対象となるため、新規ユーザーを取り込むためには一般検索も重要になってくるでしょう。
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指名検索の対策を行うメリット

指名検索の対策を行うことで、次のような様々なメリットを得ることができます。
- ・潜在顧客へのアプローチができる
- ・サイトへの流入・コンバージョン率を高められる
- ・検索エンジンの信頼度が高まる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
潜在顧客へのアプローチができる
まず、指名検索への対策は、潜在顧客をターゲットにすることができるということです。
すでに企業や商品に興味を持つ潜在顧客が指名検索をした際に、上位に自社のサイトが無いといったことがあれば、潜在顧客の獲得機会を失うことになります。
ユーザーを取りこぼさないためにも、指名検索への対策は重要になるでしょう。
サイトへの流入・コンバージョン率を高められる
潜在顧客からの検索であるため、指名検索対策をしっかりと行い対象となるサイトを上位に表示できれば、サイトへの流入数の増加や、コンバージョン率の向上といったメリットも期待できます。
購買行動など、直接的な企業の利益につながることもあるでしょう。
検索エンジンの信頼度が高まる
指名検索数の増加は、検索エンジンにもその企業やブランドが信頼されていると判断され、検索順位の向上にも役立つ可能性があります。
また、指名検索は検索キーワードと自社サイトの関連度が高く、検索エンジンのアルゴリズムの変動の影響も受けにくいというメリットもあります。
対策を怠ることによるデメリットも
ご紹介したように指名検索への対策で様々なメリットを得ることができますが、それだけでなく、対策を怠ることで
- ユーザーが競合に流れてしまう
- 意図しないページが上位に表示されてしまう
といったデメリットも発生することがあります。
指名検索への対策を怠れば、自社の情報を求めて検索したユーザーが他社に流れてしまったり、自社サイトではない外部から情報を受け取ってしまい、誤った情報が流れてしまうリスクもあるでしょう。
また、ユーザーの検索ニーズとのミスマッチが起こり、サイトの直帰率などが上がることで検索エンジンの評価が下がってしまう可能性もあります。
こういったデメリットを避けるためにも、しっかりと対策しておく必要があるということです。
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4. 指名検索対策の基本の流れ4STEP

指名検索対策を効果的に行い、ご紹介したような様々なメリットを得るためには、手順をしっかりと踏み、ポイントを抑えて行うことが重要になります。
ここでは、指名検索対策を進めるための基本的な流れを、4つのステップに分けてご紹介していきます。
4-1. STEP1:キーワード選定
まずは、対策の対象となるキーワードの選定です。
例えば、「自社名+商品名」「商品名+評判」など、自社名・ブランド名や商品・サービス名などが含まれる指名検索キーワードが対象となりますね。
自社に関連する指名検索キーワードを洗い出してリスト化し、
- ・検索ボリュームの多さ
- ・検索順位
- ・コンバージョンが見込めるかどうか
など、SEO的な様々な観点から対策するキーワードを選定しましょう。
特に、検索数が多いのに自社サイトが上位ではないキーワードは優先的に対策すると良いですね。
4-2. STEP2:コンテンツ作成
対策するキーワードが決定したら、そのキーワードに合わせて新規のコンテンツを追加する、または既存の記事などのリライトを行うなど、実際のコンテンツ作成に入りましょう。
商品の詳細ページ・料金ページなど、コンバージョンにつながる内容から優先的に対応するのがおすすめです。
コンテンツ作成の際には、ユーザーの潜在的なニーズまで考慮して、ユーザーが求める情報を盛り込むことが重要です。
リライトの場合でも、ユーザーの求める情報が不足している可能性があるため、ユーザーが求める情報にアクセスしやすいような構成で、有益な情報をメインに置くことが大切になりますね。
4-3. STEP3:内部リンク設置
コンテンツ作成後は、SEO効果を高めるために、内部リンクを設置すると良いでしょう。
内部リンクは検索エンジンがコンテンツを理解しやすくなるという意味でも有効ですが、ユーザーにとっても関連性の高い情報にアクセスしやすく、サイト内の回遊率・滞在時間の向上も期待できます。
検索エンジンからの評価向上とともに、コンバージョン率の向上も狙うことができるでしょう。
4-4. STEP4:効果測定
対策の実施後には、しっかりとその効果を測定し、その後の施策の改善にさらに活かしていきましょう。
指名検索対策後にチェックすべき主な項目としては、
- ・該当キーワードでの表示順位
- ・コンバージョンの数
- ・クリック率
などが挙げられます。
ツールなどを活用することで、より正確かつ細かく測定することができるでしょう。
5. 指名検索数を増やす7つの方法

指名検索結果への対策とともに、重要になるのが指名検索数そのものを増やすことです。
指名検索の増加は前述したように、検索エンジンの信頼度向上にはもちろん、ブランドの認知度を高め、コンバージョン率向上や企業の利益につながるでしょう。
指名検索数を増やすための方法として、次の7つをご紹介していきます。
- ・検索しやすいブランド名・サービス名をつける
- ・SNSの活用
- ・広告で知名度を高める
- ・プレスリリースを出す
- ・セミナーなどのイベント開催
- ・公式サイトの上位表示
- ・オウンドメディア運営
検索しやすいブランド名・サービス名をつける
商品やサービスの名前は、ユーザーが検索しやすいように覚えやすく読みやすいもの、また一般的な単語と混同されにくいものをつけると良いでしょう。
名前が複雑であったり読み方が分かりにくいと、検索しにくく指名検索の機会を逃してしまう可能性もあります。
SNSの活用
SNSを活用し、企業名や商品名など、指名検索のキーワードとなる単語の知名度を高めるのも効果的です。
SNSによる発信で商品やサービスそのものに興味を持ってもらえれば、より詳しい情報を知ろうとするユーザーも増やすことができ、検索行動につながる可能性も高まるでしょう。
広告で知名度を高める
知名度を高める方法としては、SNSだけでなく広告もおすすめです。
- Web広告
- テレビCM
- 雑誌・新聞広告
など様々な種類の広告がありますので、自社のブランドイメージやターゲットに合わせて選択しましょう。
プレスリリースを出す
自社の新商品や新サービス、事業拡大の際などにプレスリリースを出し、メディアに取り上げてもらうことを目指すのもおすすめです。
プレスリリースにより大手のメディアなどに取り上げてもらえれば、認知度向上にもつながりますし、ユーザーからの信頼性も高まり、指名検索数の増加につながるでしょう。
セミナーなどのイベント開催
自社の分野に関連するセミナーや展示会への出店など、オンラインでもオフラインでも、イベントでユーザーとコミュニケーションをとるのも効果的です。
直接潜在顧客とのコミュニケーションが取れればより印象を残すことができますし、自社のサービスや商品についても詳しく知ってもらうことができ、より深い興味を持ってもらえる可能性もあります。
イベント開催は指名検索数の増加に効果があるのはもちろん、顧客と継続的な関係を築く意味でもメリットがあるでしょう。
5-6. 公式サイトの上位表示
指名検索が例え増えたとしても、公式サイトへの誘導など、コンバージョンにつながらなければ求めたような効果は期待できません。
そのため、公式サイトを上位表示させることも重要です。
ブランド名・サービス名など指名検索ワードを含むページタイトルなどキーワードの最適化や、技術的な設定など、基礎的なSEO対策により上位表示を目指しましょう。
また、上位表示を目指すという面でも、指名検索数が増えた時に公式サイトに訪れるユーザーの増加に備えるためにも、質の高いコンテンツを増やすことも大切ですね。
5-7. オウンドメディア運営
公式サイトだけではキーワード増に限界があるなど、指名検索数対策により対応したい場合には、オウンドメディアを運営するのもおすすめです。
近年では、公式サイトは基本的な情報のみのつくりにし、オウンドメディアにて商品・サービスの情報や企業の紹介などをオウンドメディアに掲載する、という企業も増えています。
ユーザーの悩み・ニーズにより沿った記事を多く公開するなど、ユーザーにとって価値のある情報を発信し続け、ユーザーの信頼性を高めましょう。
6. 指名検索対策で意識したいポイント
指名検索数対策を行う際には、成功のために意識したいポイントもいくつか存在します。
指名検索数対策の際に覚えておきたいポイントをご紹介していきます。
6-1. 第一想起を獲得できるポイントを増やす

第一想起とは、特定のカテゴリー、ユーザーのニーズにおいて、「〇〇と言えば」で最初に思い浮かべられる企業・ブランド名などを指します。
指名検索されるためには、この第一想起を獲得しなければなりません。
そのため、まずブランド名そのものを知ってもらうこととともに、生活の中でブランドを想起する入口となるカテゴリエントリポイントと企業・ブランドなどがつながるポイントを増やすことが必要になるでしょう。
6-2. 関連キーワードとのかけ合わせ対策も行う
指名検索対策において注目すべきなのが、企業名・サービス名だけでなく、それらと関連キーワードとのかけ合わせです。
指名検索ワードのサジェストキーワードを抽出することで、対策するべきかけ合わせキーワードが分かるでしょう。
意識すべきなのは、そのかけ合わせキーワードから分かるユーザーの検索ニーズに対して、適切な自社ページが用意されているかどうかです。
適切な自社ページがない場合には、新規コンテンツ作成に役立てていきましょう。
6-3. ユーザーの属性を意識する
潜在顧客となり得る新規ユーザーと既存のユーザーでは、求めている情報が異なるため、検索するキーワードも異なるでしょう。
また、例えば「サービス名+料金」と同じキーワードを検索している場合でも、新規ユーザーは単にサービスの料金を知りたい、既存のユーザーは料金の変更や確認がしたいなど、検索の意図も異なる場合があります。
新規顧客向けには料金情報・申し込みフォームへの動線、既存のユーザー向けには会員ページの動線を用意するなど、ユーザーの属性を意識しながら、適切なコンテンツを用意することがあります。
もちろんすべてのキーワードで全ユーザーを意識する、というのは現実的ではありませんので、キーワードでもユーザーにも優先順位を付ける必要がありますね。
指名検索への対策・ブランド認知度向上はブランドクラウドにお任せください

本記事でご紹介してきたように、指名検索数を増やすためには企業の認知度向上やブランドの周知が非常に重要になります。
認知度向上のため、専門的なノウハウを持つ会社でより効果的な施策を依頼したいと感じた方は、ぜひ弊社「ブランドクラウド」にお任せください。
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また炎上など、指名検索数を増やすためのSNS活動などの最中には、企業のイメージが低下してしまうようなトラブルが起きる可能性もゼロではありません。
そういった場合には、自社ブランドのポジティブな認知度を向上させるために、まずインターネット上のネガティブなイメージを改善することも重要です。
ブランドクラウドではそういったリスクをAIにより分析し、風評被害へのリスクを根本から対策することも可能になります。
企業の認知度向上やネガティブなイメージの改善にお悩みの方は、ぜひ一度ブランドクラウドにご相談ください。
企業の知名度を高めて指名検索数を増やしたい
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まとめ
今回の記事ではSEOやマーケティングにおいて重要な要素のひとつである指名検索について、その重要性や指名検索数増加のための具体的な方法について詳しくご紹介しました。
指名検索数の増加に重要なのは、企業や商品・サービスの認知度を高めることです。
また、指名検索数の増加とともに、自社に興味を持ったユーザーを他社に流してしまわないよう、自社サイトの上位表示などの検索結果対策も行っておきましょう。
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