Googleの予測変換は削除できる?検索候補の仕組みと削除方法を解説!
普段、検索の際に私たちが何気なく利用しているGoogleの予測変換機能。
便利な機能ですが、プライベートな情報でもあるため「予測変換は削除できないのだろうか?」と考えている方もいるのではないでしょうか。
また、予測変換と似た検索候補を表示する機能は多くの人が目にするものであるため、ここに企業の悪評などネガティブなワードが並ぶようになってしまえば、企業にとって大きな影響が考えられます。
今回は、そんな予測変換機能・検索候補機能でお困りの方に向けて、Google検索の予測変換候補が削除できるのかどうか、より良い対処法も含めてご紹介していきます。
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目次
Googleの予測変換の削除方法

検索エンジンGoogleで検索窓への打込みを行おうとすると、検索窓の下には「最近の検索履歴」がパソコンでは最大8個表示されます。
これはGoogle検索における予測変換機能によるもので、端末のブラウザ・ブラウザアプリに記録された履歴から表示されています。
誰かに端末を貸す場合や共用パソコンで個人の調べ物をした場合など、この予測変換を削除したいケースもあるでしょう。
まずは、その削除の方法をご紹介します。
表示中の候補を削除する方法
まず、表示中の特定の候補を削除したい場合には、以下の手順で削除が可能です。
1. 検索窓にカーソルを合わせ、予測変換を表示する
2.表示された候補から削除したいものにカーソルを移動し、右端に表示される×マークをクリックする
検索履歴ごと削除する方法
予測変換は検索履歴から表示されているため、予測変換すべてを削除したい場合には、検索履歴ごと削除する必要があります。
今回は、ブラウザGoogle Chromeでの検索履歴の削除方法をご紹介します。
1.ブラウザ右上にある「Google Chromeの設定」を開く
2.「閲覧履歴データを削除」をクリック
3.「全期間」を選択し、「閲覧履歴」にチェックを入れて削除
こちらの方法では検索履歴を削除することで候補が表示されなくなりますが、再度何かの検索を行い、履歴が残ることで新たに予測変換として表示されますので注意しましょう。
検索候補(サジェスト・オートコンプリート)との違い
予測変換の削除方法についてはご紹介しましたが、予測変換機能はあくまで個人の履歴からその個人だけに表示されているもののため、予測変換の削除ではその人の端末にしか影響しません。
Google検索では、検索したいワードを入力した際、そのワードとともに検索したいキーワードとして予測変換でいくつかのワードが表示されます。
Googleでは「オートコンプリート」とも呼ばれるこの機能は、「サジェスト」と呼ばれるもので、Google検索を利用する多くの人にほぼ共通のワードが表示されます。
サジェストは非常に便利ですが、企業にとってはネガティブなワードが並べばイメージ低下を招くなど、うれしいことばかりではありません。
ネガティブなワードは目につきやすく、気になるユーザーも多いためにさらにクリックされてしまい、上位に表示されてしまう……といった悪循環を生むこともあるでしょう。
予測変換機能のメリット・デメリット

予測変換機能があることで、検索の手間が減り、利便性が高まるといったメリットがあります。
しかし、履歴に基づいて候補が表示されるためプライバシーが気になることがあるといった点や、逆に邪魔になってしまうといったこともあるでしょう。
パソコン、特にGoogle Chromeを利用している場合には設定の「プライバシーとセキュリティ」から「検索エンジン」を選び、「検索の予測サービス」を無効にすることで予測変換機能そのものを停止することができるなど、予測変換機能は各端末・ブラウザの設定から機能自体を無効にすることも可能です。
過去の検索履歴から来る予測変換だけ削除したい場合、予測変換機能そのものが邪魔である場合など、使い分けましょう。
Google検索の検索候補(サジェスト)は削除できる?

前述したように、予測変換は個人の検索履歴から個人の端末にのみ表示されるもので、削除しても他人の端末には影響を与えません。
しかし、企業名などで検索した際の検索候補(サジェスト機能)でネガティブなワードが表示されてしまう場合、企業に悪影響を及ぼす可能性があり、削除したいと考える方も多いでしょう。
それでは、Google検索のサジェスト機能は削除することは可能なのでしょうか。
結論から言えば、Googleに削除を申請することは可能です。
しかし、申請すればすべてのワードが削除できるというわけではなく、Googleのポリシーに違反している、または法律に違反するような重大な権利侵害を受けた場合のみに削除が可能となります。
Googleのオートコンプリートポリシーに記載されているのは、次のようなコンテンツです。
- ・危険なコンテンツ
- ・ハラスメントコンテンツ
- ・ヘイトコンテンツ
- ・露骨な性表現を含むコンテンツ
- ・テロに関するコンテンツ
- ・暴力や流血
- ・下品な言葉や冒とく的表現
(参考:Google|オートコンプリートポリシー)
検索候補が表示される仕組み
Google検索候補(サジェスト)では、個人ではなくGoogle検索の利用者全体において、「検索回数の多さ」や「検索ワードとの関連性」、「トレンド」などから独自のアルゴリズムによって表示キーワードが選定されています。
そのため基本的にはすべての人で同じサジェストが表示されることになりますが、Googleでは個人に合わせたパーソナライズも行われており、検索する地域やその人の検索履歴、性別などの情報によってもサジェストが微妙に異なることがあります。
Googleへの削除申請方法

それでは、実際にGoogleに権利侵害を訴え、サジェストの削除申請を行う方法をご紹介します。
削除申請方法には、
- ・「不適切な検索候補の報告」による削除
- ・より法的根拠の強い削除申請
の2つのパターンがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「不適切な検索候補の報告」による削除
まず、実際に表示された検索候補から「不適切な検索候補の報告」という項目を選択することでできる簡易的な削除申請方法です。
1.企業名など、削除したい変換候補がある検索ワードを入力し、検索候補の右下に出てくる「不適切な検索候補の報告」をクリックする。
↓
2.各検索ワードの右に旗マークが出るため、削除したいワードの旗マークをクリック
↓
3.遷移した画面から、もっとも当てはまる削除理由をクリック
↓
4.削除したい理由を詳細に記入し、送信ボタンをクリック
こちらの方法では、Googleから申請の結果に対する回答はされません。
そのため、削除されているかどうかは時間をおいて検索してみるなど、自身で確認する必要があります。
より法的根拠の強い削除申請
削除がなされるかどうかの返答をGoogleから得たい場合、またより強い権利侵害の根拠があり、具体的に対処を行ってほしい場合には、「法律に基づく削除に関する問題を報告する」というフォームから申請を行いましょう。
ここから申請を行うには、以下のような様々な情報を入力する必要があります。
- ・居住国
- ・氏名(戸籍上のフルネーム)
- ・メールアドレス
- ・該当の検索キーワード
- ・検索キーワードの入力中に表示された、削除したい検索候補
- ・権利侵害にあたるとコンテンツが表示される国
- ・その検索候補が違法となる理由
- ・検索画面のスクリーンショット
- ・署名
返答を得るまでには1~2週間かかりますが、これにより法的侵害性が認められれば削除してもらえることがあります。
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検索候補にネガティブなワードがある場合の悪影響
予測変換に企業名や商品名とともにネガティブなワードが並んでしまっている場合、風評被害を招き、企業活動にも次のような悪影響を及ぼしてしまうことが考えられます。
ブランドイメージが下がる
まず、企業のブランドイメージが低下してしまうということです。
企業名を検索した際にネガティブなワードがあれば、その情報の真偽に関わらず「そういう企業なんだ」と思われてしまう可能性があるでしょう。
売上の低下
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ブランドイメージが低下すれば、直接的な売上にも関わります。
企業名はもちろん商品やサービスを検索した際に悪質なワードがあれば、この商品を利用するのはやめよう、と新規ユーザーだけでなくリピーターも失ってしまいかねません。
採用への影響
近年では、就職活動の際に企業の評判をインターネットで検索するのが当たり前になっています。
検索の際、例えば「ブラック」といったようなワードが見受けられれば、希望を取りやめてしまう人も多くいるでしょう。
検索候補削除の注意点
検索候補(サジェスト)はご紹介したような方法で削除申請を行うことができますが、検索候補の削除には注意しなければならない点もあります。
適切な対処を行うために、以下の点についても知っておきましょう。
削除には法的根拠が必要
まず、前述したように検索候補が削除できるのはポリシーに違反している場合、また法的な権利侵害がある場合のみとなります。
そのため、法的な根拠がなければ削除は難しいでしょう。
申請に必要となる検索候補画面のスクリーンショットなどはもちろん、どのような権利侵害にあたるかや権利侵害を受けたという証拠があると、削除の可能性を高めることができます。
また、弁護士に依頼することでより法的な観点を持って申請が可能となり、削除の可能性をより上げられるでしょう。
再表示の可能性がある
検索候補はユーザーの利便性を考え、検索された数などから選定されます。
もしも検索候補が申請により削除されたとしても、その後も高い検索ニーズがあるとアルゴリズム上で判断されれば、再表示されてしまうこともあるでしょう。
その場合には、その検索候補のきっかけとなったネガティブコンテンツなどを特定し、検索順位を下げるなど、根本から対策を行わなければなりません。
根本からの対策には専門的な知識が求められるため、専門対策会社に依頼するのがおすすめですね。
検索候補にネガティブなワードがある場合の対処法

Google予測変換に削除したいワードがあった場合、自社でも削除申請などの対策はとれますが、より効果的に対処を行うためには専門家に依頼することをおすすめします。
弁護士に依頼する
まず、弁護士への依頼です。
Googleへの削除申請は表現の自由の観点から申請が通らないことも多くあります。
弁護士に依頼して代理で削除申請を行ってしまえば、法的な観点からの削除申請が可能になり、削除の確率を高めることができます。
しかし、デメリットとして弁護士でも必ず削除申請が通るわけではないこと、また、弁護士は再発防止を行うことはできないということがあります。
専門対策会社に依頼する
一度そのワードを削除しても、原因となるコンテンツが放置されていれば再度ネガティブなワードが上位に上がってしまうことも大いにあり得ます。
専門の対策会社であれば、原因の解明とインターネット上のリスク監視、また予測変換に対する技術的な対処が可能なため、それらのノウハウによって迅速に対応し、再発を防止することができます。
しかし、予測変換や検索結果の対策として利用されている逆SEOという手法がありますが、実は逆SEOには、Googleのアルゴリズムアップデートによって、年々対策の難易度が難しくなっているというデメリットもあります。
そのため弊社ブランドクラウドでは、米国発の技術ORMを利用し、Googleの最新のアルゴリズムに対応できる成功率の高い施策を行っております。
お困りの方は、是非お気軽にご相談ください。
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Googleの予測変換など、インターネット上の悪評への対策のために専門対策会社への依頼を考えているという方は、ぜひ弊社「ブランドクラウド」にお任せください。
弊社では「風評被害クラウド」というサービスを展開しており、事態を解決に導きます。
「風評被害クラウド」では、悪質なサジェストを押し下げ・非表示化につながる施策はもちろん、GoogleのアルゴリズムをAIを用いて監視するなど、再発を防止するための対策も行います。
その他にもブランドイメージや価値を向上させるための豊富なサービスを展開しており、先端技術や弊社ならではの施策により変化し続けるアルゴリズムに対応し、インターネット上の幅広いトラブルから企業様をお守りいたします。
また、予測変換にネガティブなワードが見られる場合には原因のコンテンツがあるケースが多いため、それらのコンテンツやSNS、検索エンジンなど、さらに多くの人の目に触れる場所に表示されている可能性もあるでしょう。
弊社ブランドクラウドでは、そういったコンテンツなど、リスクを網羅的に調査することが可能です。
さらなる風評被害へのリスクを対策するためにも、ぜひ一度弊社の無料調査をご利用ください。
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まとめ
今回はGoogleの予測変換、また検索候補・サジェスト(オートコンプリート)の削除方法について、その仕組みや与える影響とともに詳しくご紹介しました。
Googleの予測変換は、個人の端末から設定で削除・無効が可能です。
また、検索候補では削除依頼を出すことも可能ですが、必ず削除されるというわけでもなく、また根本的な解決も期待しにくいでしょう。
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