企業CMはなぜ炎上する?実際の炎上事例と炎上を防ぐ方法もご紹介
テレビなどで流れる企業CMは、自社の製品やサービス、自社ブランドについての認知度を高め、製品の宣伝活動やブランディング手法のひとつとしても大きな効果があります。
しかし、近年ではこの企業CMがインターネット上を中心に炎上を起こしてしまう原因となることがあるのです。
そこで今回は炎上から企業を守るため、実際の炎上事例から分かるその原因や炎上を防ぐ方法をご紹介します。
目次
企業CMの炎上とは?その仕組み
そもそも「炎上」とは、インターネット上などで1つの投稿・トピックに対して多くの批判やネガティブな反応が集まってしまうことを指します。
誰でも匿名で書き込むことができ、拡散性が高いSNSや掲示板などの普及により近年問題となっているもので、企業CMを含む様々なもの・人がその対象となっています。
企業CMの場合には、CMを見た人が不快感や不満を感じ、その感想をSNSで発信したことがきっかけとなり、その投稿に共感が多く集まり拡散されたり、同じような感想を持った人がさらに発信したりと、あっという間にネガティブな反応が広がってしまいます。
また、影響力のあるインフルエンサーやWebメディアが取り上げることで、さらに大きな炎上に発展することもあるでしょう。
企業CM炎上による企業への影響
企業CMが炎上した場合、短期的にも長期的にも、企業に大きな悪影響を及ぼします。
炎上してしまった場合、商品や企業に問い合わせや苦情が相次ぎ、その対応に追われ通常通り業務を行うことは難しくなるでしょう。
また、炎上によって商品や企業ブランドのイメージが低下してしまえば、売上の低下など、直接的に利益に影響を及ぼす可能性も大いにあるでしょう。
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企業CMの炎上の原因
それでは、企業CMはどういったことが原因となり視聴者に不快感を与え、炎上につながってしまうのでしょうか。
企業CM炎上の原因として主に挙げられるものを紹介します。
ジェンダー差別
特に多いのは、例えば「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」といった印象を受けてしまうようなCMなど、ジェンダーに対する差別的な表現だと受け取られるものです。
ジェンダー差別への理解が広まった近年では、昔は日常的に使用されていたような表現でも問題となることも多いでしょう。
ルッキズム的な表現
次に、容姿や外見に対する表現の仕方によって不快感を与えてしまうというものです。
化粧品などの商品CMでは、自社製品の魅力を伝えるため「美しさ」や「若々しさ」を表現として使いがちですが、あまりにもそれを強調してしまうなど、表現方法によってはルッキズムを助長するとして批判が集まる可能性があります。
過激すぎる演出
短い映像の中で視聴者にアピールすることが目的となるCMでは、よりインパクトを求めて派手な演出や強いキャッチコピーを採用する場合があります。
しかし、インパクトを重視するあまり、中には不快感を持ったり、反感を抱く視聴者がいる可能性もあるでしょう。
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企業CMの実際の炎上事例
ここでは、実際に企業CMが炎上した事例をご紹介します。
飲料メーカーの炎上事例
まず、ある飲料メーカーのCMです。
このCMではインパクトを与えるための演出としてスプレー塗料で着色されたカラフルな動物が起用されました。
その演出が動物虐待ではないかと愛護団体からのクレームが寄せられたために、該当のCMは打ち切りとなっています。
自動車メーカーの炎上事例
自動車メーカーによって制作されたあるCMは、夫婦と子どもが車で海に出かけるという内容でした。
しかし、海に到着した後には夫がサーフィンを楽しみ、妻と子どもはその姿を車のそばで眺めている。そして帰りにはサーフィンに疲れた夫と子どもが後部座席で眠り、妻が運転して帰る……というものであったため、「妻はただ夫の趣味に付き合わされ、子どもの面倒を見ていて海で遊んでいたわけでもないのに、帰りに運転までさせられている」という批判が上がったことにより、炎上につながってしまったのです。
安全性への配慮といった面では肯定的に捉える人も多くいましたが、ジェンダー差別的な印象を受けた人も多かったということですね。
炎上を防ぐ方法
ご紹介したように、企業CMの炎上は様々な原因から起こり得るものです。
炎上を避け効果的にCMを活用するために、企業CMの制作時は以下のような点に注意しましょう。
炎上の原因について理解を深める
まずは、前述したような炎上の原因となり得る表現について、実際の事例などから理解を深めておくことです。
差別的な表現を避けることはもちろん、育児やいじめなどデリケートなテーマに触れる際には表現方法に非常に注意しましょう。
経験から炎上を未然に防ぐノウハウを持つ専門家に依頼し、アドバイスを求めるのもおすすめです。
ターゲット層に合わせて制作する
CM制作の際は、ターゲットとなる層に正しく理解してもらえるよう、ターゲットをしっかりと設定し、それに合ったコンテンツ制作を心がけましょう。
実際にCMが放送された際、特にターゲットとなる層がどのような受け取り方をするのかを意識したCM作りが重要です。
効果や使用方法などは正しく伝える
炎上の原因として、不快感を与えるような内容はもちろん、製品の効果や使用方法などが正しく伝わらず、ギャップを感じたユーザーの不満となってしまうというケースもあります。
CMではより視聴者に印象付けるため強いキャッチコピーや大げさな表現をしがちですが、製品の本当の魅力が正しく伝わらず、批判につながってしまう可能性もあるため、製品の重要な情報には適切な表現を意識して使いましょう。
炎上による風評被害対策はブランドクラウドにお任せください
近年ではSNSにより拡散が容易となったことや匿名で自由に書きこめることなどから、企業CMの炎上も起こりやすく、その内容は慎重に検討することが重要になっています。
しかし、十分に注意していても、小さなきっかけで炎上につながってしまうこともないとは言えません。
そういったリスクを抑えるため、SNSの監視などの対策によりインターネットのトラブルに備えたいと考えている方は、ぜひ弊社「ブランドクラウド」にお任せください。
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また、炎上が起これば一気に情報が拡散し、例えば検索エンジンのサジェストなど、知らないうちにより多くの人の目に触れる場所に広がっていることも大いに考えられます。
弊社ではそういったリスクを網羅的に調査できる無料調査も行っておりますので、まずは一度、お気軽にご利用ください。
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まとめ
今回の記事では、SNS時代に問題となりがちな企業CMの炎上について、その炎上の原因や実際の事例、炎上を防ぐ方法まで詳しくご紹介しました。
企業CMはマーケティングやブランディングにも非常に効果的ですが、内容によっては大きな炎上を招き、逆に企業に悪影響を与えてしまう可能性もあります。
制作時には放送後をしっかりと意識し、炎上を避ける効果的なCM作りをしましょう。
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