風評被害対策にはいくらかかる?効果的な対策法とその費用相場を紹介
メディアやSNSなどが発達した現代では、風評被害による影響は企業にとっても個人にとっても甚大となっています。
実際に、事業の存続が困難になり廃業に至るといったこともあるでしょう。
風評被害はいつどの企業に起こるかも分からないため、事前に対策しておくことが非常に重要になります。
それでは、風評被害の対策にはどんな方法があり、またいくらくらいかかるのでしょうか?
今回は風評被害の対策方法と気になる費用について、詳しくご紹介します。
目次
風評被害とは?
風評被害とは、デマや事実と異なる噂、悪質な口コミなど不正確な情報が拡散されることによって企業や個人が悪影響を受けるといった被害のことを指しています。
- ・SNS上のネガティブな発信
- ・メディアによる偏った報道
- ・誤解を招くような統計データ
- ・真偽が曖昧な人の噂
など、そのきっかけは様々です。
企業が風評被害を受けてしまった場合、売上の減少など経済的なダメージは非常に大きく、SNSのひとつの投稿をきっかけに数億円規模の株価下落が起きた例がいくつもあります。
SNSやブログサービスが発展・普及し、個人で情報発信ができるようになった現代では、風評被害のリスクはより身近な問題となっているでしょう。
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風評被害がもたらす悪影響
風評被害に遇うことによって、企業には以下のような様々な悪影響が及ぼされます。
売上の減少
風評被害が起こると、企業の売上が減少します。
風評被害は企業の心象を悪化させてしまい、新規営業先や消費者の行動などにも悪影響を及ぼします。
風評被害の影響で実際に売上が減少した例として、「コロナビール」を販売している海外ビール会社の事例を紹介します。
新型コロナウィルス感染拡大による風評被害を受けた同社は、2020年1月〜2月間で約310億円の売上が失われたと発表しています。
ウィルスと商品には全く関連性がないにも関わらず、商品名がウィルスを想起させたことが売上減少の原因でした。
風評被害によって、企業の売上に大きな影響が及んだ例です。
企業イメージの低下
風評被害により、対象となってしまった企業の製品やサービス、また企業そのもののイメージが低下してしまいます。
これは売上の低下や信用の低下など、様々な事象につながる根本の原因となります。
最悪の場合事業の継続が難しくなってしまうといった事態にまで発展する可能性もあり、風評被害が企業にとって大きな問題であることが分かります。
採用への悪影響
弊社ブランドクラウドが、2024年3月に大学・大学院を卒業予定で就活経験のある学生600名を対象に行った「就活生の企業情報収集に関する意識調査」では、就活性が企業選びで気になるものの第2位に「企業の評判やイメージ」が挙がっています。
また、その企業イメージに影響を与えるものの項目では「企業の公式ウェブサイト」は3位であり、「検索エンジン上の予測候補ワード」が第2位と、公式よりもWeb上の情報が大きく影響を与えることも分かりました。
このように、風評被害などでイメージが低下することで応募をためらってしまい、希望者が減って採用が難しくなることがあります。
(関連リンク:弊社プレスリリース【就活生の企業情報収集に関する意識調査】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000068660.html)
取引先の信用低下
風評被害が起こると、その企業に対する心象が悪くなり、金融機関をはじめとする取引先からの信用に悪影響がでてくる可能性もあります。
事業拡大などで予算が必要なとき、企業は金融機関に融資を求めます。
しかし、悪質な誹謗中傷などが広まり、企業イメージが低下すると、融資で借りられる金額が低くなるかもしれません。
風評被害が原因で金融機関の心象が悪化すると、与信限度額が引き下げられてしまうこともあり得るということです。
風評被害の対策方法は?
実際に風評被害が起きてしまった場合には、被害を最小限にするためにできるだけ早く適切な対応を行うのが重要です。
ここでは、風評被害に対して行うべき対処・事前の対策をご紹介します。
企業が自身で行える対策
まずは、風評被害発生時に企業がとれる対応です。
風評被害に遭ってしまった場合、できる限り迅速に
- ・WebサイトやSNSなどで正しい情報を公開するなどの広報活動
- ・取引先などの関係者に素早く連絡を取り説明する
- ・原因となった情報元が分かっている場合は削除申請を行う
などの対処をとることができます。
しかし、削除申請などは手間や時間がかかってしまう上に削除に応じてくれないという可能性も高く、むしろ申請に不満を持ち匿名サイトに投稿されてしまうなど、再炎上につながる可能性すらあるというデメリットもあります。
対応には専門的な知識があった方が効果的であり、こういったリスクも避けられるため、具体的な対応は専門家に任せるのがおすすめです。
弁護士に依頼する
原因となるサイトや書き込みなどが特定できていれば、弁護士に削除申請を依頼することができます。
風評被害により大きな損害が出た際には、最悪の場合損害賠償請求を行えるケースもあるなど、弁護士に依頼すれば法的なアプローチが可能です。
しかし、その件での対処は可能ですが再発防止等につながる方法ではない上、削除申請では弁護士を通したとしても、自社で行った場合と同じように削除に応じないケースもあったり、匿名サイトへの投稿で再炎上の恐れがあるといったリスクは避けられず、万能な方法とは言えません。
専門対策会社に依頼する
専門対策会社では被害が拡大しないよう迅速に対応できるほか、根本的な原因を特定し、「逆SEO対策」などのWeb上の検索結果の最適化策や口コミサイト対策、サジェスト対策、インターネット監視などの再発防止につながる施策をスピーディに行うことができます。
もちろん、事前に対策を依頼することで風評被害事態の防止や早期発見も可能です。
弊社ブランドクラウドの検索エンジンの検索結果対策では、他社が扱っているいわゆる逆SEOと呼ばれる技術ではなく、ORMと呼ばれる米国発の技術を日本で唯一取り入れております。
ORMは既存のコンテンツに着目し、権威性のある中立情報を押し上げるなどの様々な対策を特徴としており、これにより高い対策成功率を誇ります。
風評被害対策を専門家に任せたいと考えている方は、ぜひ弊社にご相談ください。
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風評被害対策の費用相場
「専門家に任せた方がいい」とご説明した風評被害対策ですが、対策を依頼した場合の費用は気になるところではないでしょうか。
弁護士に依頼した場合と専門の対策会社に依頼した場合、どの程度の費用がかかるのかをご紹介します。
弁護士に依頼する場合の費用
弁護士へ依頼して風評被害対策を行う場合、行えるのは
- ・原因となっているコンテンツの削除依頼
- ・情報元のIPアドレス開示請求依頼
- ・損害賠償請求
になります。
それぞれの料金相場は、以下のようになります。
コンテンツの削除依頼 | 5万~15万円/1件 |
IPアドレス開示請求 | 5万~15万円/1件 |
損害賠償請求 | 着手金15万~30万円+成功報酬 |
大半のケースは月10万〜15万円、裁判が必要な場合は月30万〜60万円ほどが費用相場です。
また、裁判は着手金+成功報酬の形になりますが、この成功報酬は依頼する事務所や弁護士によって異なり、基本的には裁判により得た経済的利益に対して何%、というように決められています。
専門対策会社に依頼する場合の費用
専門対策業者に依頼して風評被害対策を行う場合、その対策方法によって費用相場は変わります。
主な対策とその費用相場は、以下のようになっています。
検索結果対策 | 月10万~30万円 |
インターネット自動監視 | 月1万~30万円 |
サジェスト対策 | 月額3万円~15万円 |
金額相場に幅があるのは、対策するワードやその難易度、対策する範囲など、様々な要因によって変動するためです。
逆SEO対策などご紹介した対処法の他、インターネットの自動監視では風評被害につながる投稿や口コミを即座に察知することが可能など、未然に防いだり早期発見につなげる施策もできます。
風評被害対策を専門対策会社に依頼するメリット
自社で風評被害対策を行うことが難しい場合、専門対策業者への依頼を検討しましょう。
専門対策業者に依頼することで、より確実な効果が期待できる上、再発防止に向けた取り組みも可能です。
ここでは、専門対策業者を利用するメリットを紹介していきます。自社に対する風評被害対策でお悩みの方は、ぜひ本章の内容を参考にしてください。
迅速に対応できる
専門対策業者は問題を確認後、風評被害対策を迅速に行います。
風評被害が発生した場合、迅速な対応が必要です。早急に問題を解決しなければ、ネガティブな内容が拡散され、被害が拡大してしまうからです。
専門対策業者であれば、検索結果や被害の現状についてヒアリングに応じるだけで対策が始まります。
逆SEO対策ができる
専門対策業者は逆SEO対策を行えます。「逆SEO対策」とは、特定サイトの検索順位を下げる手法です。
自社で逆SEO対策を行うことは可能ですが、検索順位を上げたり順位を維持したりするためにはSEOに関する専門的な知識が必要です。
自社で対応することが難しい場合は、専門対策業者に依頼することで逆SEO対策によって悪質なサイトの検索順位を下げることができます。
しかし、逆SEO対策は確かに風評被害対策において重要な対策施策の1つですが、各検索エンジンのアルゴリズムアップデートによって年々対策の難易度が難しくなっているというデメリットもございます。
そこで弊社ブランドクラウドでは、逆SEOという手法ではなく米国発の技術ORMを利用した弊社ならではの対策により、成功率の高い施策を行っております。
検索結果対策を行いたいという方は、ぜひお任せください。
再発を防止できる
専門対策業者は、本質的な問題を解明した上で適切な再発防止策を立案・実施できるため、問題の再発を防止することができます。
風評被害の再発を防止するためには原因を解明する必要がありますが、専門対策業者はこういった本質的な問題に対処した上で、問題が再発しない仕組みづくりを実施します。
効果的な再発防止策を講じることで、より安定した経営を行えるでしょう。
風評被害にお困りなら「ブランドクラウド」へお任せください
風評被害の解決には、迅速な問題察知と対応が必要です。
専門対策会社を検討していらっしゃるのであれば、ぜひ弊社ブランドクラウドが提供する「風評被害クラウド」をご利用ください。
「風評被害クラウド」では、Googleなどの検索エンジンをAIで監視するため人力で監視する方法よりも、迅速かつ正確に悪質な書き込みを発見することが可能です。
ネガティブな内容が拡散する前に対策できるので、被害の深刻化を防止できます。
また前述したように、弊社の検索結果対策では、ORMと呼ばれる技術を利用した独自の施策を行っております。
既存のコンテンツに着目した強固な情報施策で多くの実績がございます。
さらに、企業のブランドイメージや価値を向上させるサービス「ブランドリフティング」も展開しています。
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まとめ
風評被害は甚大な被害に発展する可能性があるため、迅速に対応する必要があります。
確かに自社で対応する方法だとコストを抑えられますが、対応に時間がかかったり、問題が再発してしまったりするおそれがあります。確実に風評被害対策を行いたいのであれば、弁護士や専門対策業者を介した対処法を検討する必要があるでしょう。
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